こんにちは。
有料会員を作ったものの、決済のやり方がわからず。。。
現状、クレジットカードでしか決済できない状況です。
若い世代は特にクレジットカード持ってないと思うので
これから他の決済方法も追加していきますね。
すべては手さぐり。
25日に最初のメルマガ配信したいんですが、
この状況だと間に合わないかもしれませぬ...
さて今日は、昨年末、12/28に発売された
天国までの49日間 アナザーストーリー の裏話。
今回は「70年分の夏を君に捧ぐ」に続く、ダブル主人公もの。
「天49」の数か月後の世界を舞台にしていて、榊は受験生に。
突如通り魔(?)に殺害されてしまった不良少年聖と、その彼女である心菜の49日間の物語。
自分を殺した奴を取っ捕まえてぶっ殺す!と意気込み下界に戻ってきた聖は、
自分と同じように犯人への復讐を決意した心菜を止めようとします。
彼女のことが好きだから、自分のためとはいえ、殺人者になってほしくないという思いからです。
「天49」では許すことの大切さを書きました。生きていればどうしても私たちは、理不尽な目に遭う。
子どもだけでなく、大人になっても、セクハラやパワハラという形のいじめに遭うことだってあります。
その相手をいつまでも憎んでいたら、自分が前に進めなくなる。
だから職場でパワハラとかに遭ったら、速やかにその相手から離れていじめが遭ったこと自体忘れてしまうのが一番なんです。
あぁ、そんなこともあったなぁ、って後で思い出せるぐらい、遠い出来事にしちゃえばいいんです。
実際は、そうもいかないのは十も承知なんですが...
とはいえ、現実には「とても許せないこと」だって起こり得ます。
聖のように自分が殺されたり、心菜のように大切な人が殺されたりしたら、それは許せなくて当たり前だし、許す必要もないでしょう。
でも、それでも時間は過ぎていくし、人は前に進むしかない。
許せない、憎い、苦しい、辛い。
そういうことばかり考えていたら、前に進めないんです。
この本の後半部分を書く前に川名荘志さんのノンフィクション
「謝るなら、いつでもおいで」佐世保小六女児同級生殺害事件
を読んだんですが、
この本には事件の被害者、加害者、その家族、傍観者。
それぞれの思いが痛いほどの熱量を持って記されていました。
一番心に残ったのは、被害者女児の兄が言った「普通に生きていってほしい」という言葉。
この事件は加害者が被害者の同級生で、それも一番の仲良しだった、
ということで、被害者遺族も非常に複雑だと思うんです。
たった12歳の女の子、それも殺された娘の親友を、まっすぐ憎めるか、と...
どうしても、犯人を憎む前に、自分に至らないところがあったのではないか。
そう、思ってしまうんではないでしょうかね...
こんな言い方は変ですが、普通の事件ではないですから。
種明かしをしてしまうと、「天49 2」もとても残酷な終わり方をします。
憎むべきはずの人間をまっすぐ憎めない、というのはとても悲しいことです。
長々と書いてしまいましたが、ミステリー小説が大好きなくせに
ミステリーが書けない千姫が書いたこの小説。
どうか、よろしくお願いします。
既に本屋さんに置いていないところもあるので、ネット注文がおすすめです。
というか、本屋さん自体閉まっているところもありますからね...
出版業界はこの先どうなっていくんだろう、とどうしても思っちゃいます。
不安はありますが、千姫は自分にできることをがんばります。
それではみなさんも、レッツエンジョイステイホーム!
ヴィクトリー(^0^)
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